塗装

小型漁船向け塗装ガイド

気軽にDIYを始めてみましょう

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気軽にDIYを始めてみましょう

概要

実際に船底塗料を塗るには、どのような準備と作業が必要になるのかをご説明します。

準備道具の準備と必要な塗料量の計算
除去1. 除去
2. 水洗い
3. サンドペーパーがけ
4. マスキング
塗装について5. プライマー塗り(新艇のみ)
6. 塗装(1回目)
7. 乾燥待ち+塗装(2回目)
8. 増し塗り
仕上げ9. 仕上げ

準備

塗装を始める前に…

  • 新しい刷毛は使う前によくしごき、抜けかかった毛を取り除いてください。
  • 雨天・高湿度の場合、塗装は避けてください。

用意するもの
­

塗料

ローラー

トレー

スクレーパー

マスキングテープ

軍手

刷毛

耐水ペーパー
(#150-#200)

その他
必要に応じてご準備ください

帽子

適用シンナー

小分けカップ

混ぜ棒

ゴーグル

防塵マスク

用意するもの
­

塗料

ローラー

トレー

スクレーパー

マスキングテープ

軍手

刷毛

耐水ペーパー(#150~#200)

その他
必要に応じてご準備ください

帽子

適用シンナー

小分けカップ

混ぜ棒

ゴーグル

防塵マスク

船底防汚塗料必要目安量

必要量を計算してみましょう

船底面積=水線長X(最大幅+吃水)
外艇面積=(全長+最大幅)X乾舷幅X2
デッキ面積=全長X最大幅X0.75

船底塗料の必要目安量

小型漁船のサイズ塗料目安量
17フィート4.0kg
21フィート6.0kg
23フィート8.0kg
25フィート9.0kg
30フィート12.0kg
33フィート14.0kg

除去

1除去
艇に付着している剥離剤・油をクリーナーなどで拭き取ります。
付着生物および浮いた塗装をスケラーでそぎ落とします。
2水洗い
清水できれいに塩分を洗い落とします。
3サンドペーパーがけ
船底全面にサンドペーパー掛けを行います。

メモ
塗り替えの場合、旧塗膜の塗料種により旧塗装の全面除去またはバインダーコートが必要になる場合があります。

ペーパー掛けの後、清水洗いやエアブローで表面のホコリを除きます。

4マスキング
吃水線に沿ってマスキングテープをはります。

塗装について

5

下塗り(新艇のみ)

新艇時にはプライマーとしてマリアートP100を塗装します
プライマーを乾燥:3時間(20℃)
塗り替え時にはプライマーは不要です。

6塗装(1回目)
塗料をしっかり混ぜて1回目の塗装をします。
* 塗料粘度が高く、塗りにくい場合は、専用シンナーを少量入れて調整しましょう。
7乾燥待ち+塗装(2回目)
指で触って乾いていても乾燥時間は守り、 2回目の塗装をします。
乾燥時間の目安
春/秋 : 8時間~10時間
夏 : 4時間
冬 : 16時間
8増し塗り
増し塗りとして、以下の場所をしっかり塗ってください。
※合金部・プロペラには、専用塗料「とみいのプロペラキット」を使用しましょう。

増し塗りのチェックポイント

  • 水流圧の最もかかる箇所
  • 乾湿交番場所

メモ

  • 塗料はよく攪拌してから使ってください。
  • 計算式で計算された船底塗料使用量を必ず塗りきってください。
  • 水流圧のよくかかる場所(船首、船尾、吃水部など)は少し厚めに塗装してください。
  • 塗料を希釈する場合は専用シンナーを使ってください。

仕上げ

9仕上げ
マスキングテープをはがします。
塗装後すぐに没水させないで、乾燥時間を守ってください。
乾燥時間の目安
春/秋 : 10時間以上2.5カ月まで
夏 : 6時間以上1カ月まで
冬 : 24時間以上3カ月まで

メモ

  • 塗装間隔および没水までの時間を守ってください。
  • 残った塗料を保存する場合は専用シンナーを塗料の表面にはり、ふたを完全に閉じて冷暗所にて保存してください。

何かご用件はございますか?

お困りのことがございましたら当社までご相談ください。