小型漁船

小型漁船・フィッシングボート

小型漁船オーナー向けガイド

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小型漁船

優れた防汚性能

1979年の発売以来、日本ペイントマリンの「うなぎ塗料一番」は、FRP製の小型漁船市場では、あらゆる自己研磨型塗料の代名詞でもある存在です。 当時から抜群の防汚性能を提供し、時を超えても常にトップランクの塗料であることは、船のオーナーにとって信頼できるパートナーです。

豊かな製品ラインアップ

FRP製の小型漁船のオーナーにとって、係留期間に発生の懸念のある船底の汚れはいつも気になる問題です。日本ペイントマリンには動物性防汚、植物性防汚、汚染状態(地域)、省燃費への配慮等に合わせて選択できる製品ラインアップがあります。

環境と安全

日本ペイントマリンは、長きに渡って積極的にコミュニケーションを地域の人々とかわし、また同時に環境に配慮を行いながら製品の開発・提供を行ってきました。 塗料の性能のみならず、作業性・効率性・経済性・安全性を考慮したトータルバランスのとれた製品はお客様に楽しいフィッシングライフをお約束します。

小型漁船用製品

船底防汚塗料

小型漁船用製品 船体の素材 利用水域の汚染度
FRP木船アルミ艇著しい普通清水域 (※)

うなぎ塗料一番 4kg 2kg 20kg

うなぎ塗料一番 LF-Sea 4kg 2kg 20kg

青色は塗装時は紺色だが、水没すると水色に変化する。

うなぎ塗料一番 あざやかネオ 4kg 2kg 20kg


うなぎ塗料一番 あざやかスーパー 20kg

うなぎ塗料一番 あざやかレインボ- 4kg 2kg 20kg


順風 4kg 2kg 20kg

満帆 4kg 2kg 20kg

“* 清水域とは、海水が少ない(または海水がない)川などの水域のことです。 “

プロペラ・合金部 摘要容量

とみいのプロペラキット

超撥水防汚塗装セット 1 箱

ハル用塗料

製品名摘要

FRPマリン

1液型上塗り塗料
容量: 4kg 2kg 1kg

製品一覧

UNAGITORYO ICHIBAN

当社の小型船向け船底防汚塗料のメイン製品 加水分解型船底防汚塗料。

• FRP船、木船用
• 長期的に安定した防汚性能を持続し平滑性を保持

UNAGITORYO ICHIBAN LF-SEA

マグロの生体模倣から生まれた低摩擦型加水分解型船底防汚塗料

• FRP、木船用
• ウォータートラップ技術により燃費低減、CO2排出量を削減
• 既存の防汚剤の上からも塗布可

うなぎ塗料一番 あざやか

加水分解型船底防汚塗料(耐スライム・藻類)

• FRP、アルミ、木船用
• 長期的に安定した防汚性能を持続し平滑性を保持
• 鮮やかな色相が特徴
• 又、使用中の暴露による変色もありません。

順風

コスパに優れた自己研磨型船底防汚塗料

• FRP船、木船用
• 長期防汚性
• 経済型

FRP

For ocean going vessels

  • Nanodomain structure
  • Special Silyl acrylate copolymer

Unagi

For ocean going vessels

  • Nanodomain structure
  • Special Silyl acrylate copolymer

Tommy Propeller

For ocean going vessels

  • Nanodomain structure
  • Special Silyl acrylate copolymer

LF-SEA

For ocean going vessels

  • Nanodomain structure
  • Special Silyl acrylate copolymer

UNAGITORYO ICHIBAN

当社の小型船向け船底防汚塗料のメイン製品 加水分解型船底防汚塗料。

• FRP船、木船用
• 長期的に安定した防汚性能を持続し平滑性を保持

UNAGITORYO ICHIBAN LF-SEA

マグロの生体模倣から生まれた低摩擦型加水分解型船底防汚塗料

• FRP、木船用
• ウォータートラップ技術により燃費低減、CO2排出量を削減
• 既存の防汚剤の上からも塗布可

うなぎ塗料一番 あざやか

加水分解型船底防汚塗料(耐スライム・藻類)

• FRP、アルミ、木船用
• 長期的に安定した防汚性能を持続し平滑性を保持
• 鮮やかな色相が特徴
• 又、使用中の暴露による変色もありません。

順風

コスパに優れた自己研磨型船底防汚塗料

• FRP船、木船用
• 長期防汚性
• 経済型

塗装

実際に船底塗料を塗るための準備と作業手順をご説明します。

サポート

よくある質問

「困った!」「どうすればいいの?」 皆様からいただいたご質問にお答えします。

船底塗料について

一般に塗料で完全な「純白」を出すことは難しく、船底塗料の「白」は若干の色味がついたものになります。

たとえば、クルーザーレインボーの「白」なら、厳密には「ミルキーホワイト」という色で、画用紙のような白に比べるとほんの少し暗い色です。UNAGIの「白」の場合、防汚剤に含まれる銅のために、塗装時はグレーですが水につけるといくぶん白くなっていきます。

「ワサビが海洋の付着物防止に効果がある」という事実は、実は日本ペイントの研究成果です。
しかし、ワサビを入れるだけでいいのなら、はじめからワサビを配合した塗料があるはずです。が、そのような塗料は現在のところありません。 これは、長期間に渡る防汚力の維持・塗料価格・塗膜同士の密着力不足という問題点があるため、製品化するのが難しいためです。そのような理由から、塗料にワサビを入れることはおすすめできません。

海底部にヘドロがたまっている地域に起こる現象で、海底部から出る硫化水素と船底塗料に含まれる亜酸化銅が反応して硫化銅ができ、この作用により黒変します。ヘドロは、生活廃水の溜まりやすい都市の潮の流れのない・少ないところにたまりやすいので、ご質問の通り、地域によって起こることが多い現象といえます。

黒変してしまうと、その部分は船底塗料の防汚効果がなくなっていますので、船底塗料に亜酸化銅の含まれていない塗料(UNAGI Rainbow)を塗るのが一番いいでしょう。
あるいは、シンナー拭きして塗り替えるか、地域的に海域汚染がひどいようでしたら、塗り回数を増やすという方法もあります。

専用シンナーを塗料の表面にはり、フタを完全に閉じて保存すれば、約12カ月は使用可能です。再度使用する際は、缶の底よりよくかきまぜてからご使用ください。

同メーカー、同品名であれば一般的に可能ですが、その際は製造メーカーにご相談ください。

船底塗料の選び方について

船底塗料には水につかると、塗膜自身が勝手に溶けながら動植物の付着を防ぐ自己消耗型と、塗膜の間から防汚剤がしみ出ることで動植物の付着を防ぐ高硬度型の2種類があります。

ヨットで海上係留なら(防汚性を考えるなら)消耗型の塗料が非常に効果的です。高硬度型では、そのメリットがいかせません。高硬度タイプの塗料は溶けないので、不要な塗膜が残りやすく、塗り重ねるたびに、あるいは数年ごとに、船底塗料剥離剤で前回の塗料を剥がすという作業が必要になります。
高硬度塗料の使用でメリットがあるのは、30ノット以上で常時走るパワーボート、あるいはレーシングヨット、ダイビング用ボートなどです。

現在、船底塗料は防汚剤として亜酸化銅が含まれているものが主流ですが、これが金属部分と接すると確かに電蝕をおこします。
亜酸化銅を含まない船底塗料(クルーザーレインボーやUNAGI)もありますが、これらはジンクの減り方は少なくなるものの、防汚性は亜酸化銅主体の塗料に比べ少々落ちます。それに、ジンクによって電蝕から守られているともいえますので、ジンクが減っていくのが自然だともいえます。

製品にもよりますが色相を維持するため、色ごとに防汚剤の種類を変える場合があります。

現在の船底塗料の防汚剤は赤い色の亜酸化銅が主流ですので、赤い塗料には使用しやすく、それだけ赤の塗料には強い防汚性を持たせやすいといえます。

船底塗料は空気中にさらされている時間が長すぎると(例、3~4カ月以上)、その塗料の性能が落ちたり、塗面にひび割れが出てきたりすることがあります。

こういった点、特に美観の点からは陸上保管には溶ける塗料(UNAGIなど)よりも溶けない塗料(マキシマ フォー レーサーズ、マッシヴ)の方をおすすめします。

塗装について

新艇時はピカピカだったFRP面も、5年10年経つうちにだんだん表面が劣化していきます。それをきれいにお化粧しなおすのが「ハル用塗料」「外板塗料(マリアートF100、 F200)」です。

陸上保管なら、この「外板塗料」を船底も含めた全体に塗装してください。このとき、船底塗料が残っていたら、すべてはがした上で「外板塗料」を塗装してください。
海上係留なら、船底には船底塗装をして、ハル部分には「外板塗料」を塗装してください。

注意:船底塗装された面に「外板塗料」がうっかり付着すると防汚効果が落ちてしまうので、塗装前にビニールシートや新聞紙などできちんとガードしてください。

「UNAGI / UNAGI RAINBOW」や「クルーザーレインボー」などの溶けるタイプは2回より3回塗るほうが塗料の膜が厚くなり、それだけ長持ちします。しかし、1度に塗る量や塗る度の乾燥時間はきちんと守ってください。

一方、マキシマ フォー レーサーズ、マッシヴのように溶けないタイプの塗料では、防汚効果に限定があるので2回塗りと3回塗りとの差は少ないようです。
ですが、船底塗装は「塗り回数」ではなく、「膜厚」が重要ですので、定められた量は多少塗り回数が多くなっても塗りきるようにしてください。

船底塗料の場合、1回に塗る厚さにもよりますが、塗膜が厚くなるほどはがれやすくなります。高硬度型塗料の場合は、特にこのような傾向があります。

塗膜がはがれ、その表面が荒れてくるとスピードにも悪影響が出てきます。4~5年ごとに船底剥離剤、サンディングなどで、古い塗装を除去することをお勧めします。

フジツボや緑藻の繁殖期の1ヵ月前に塗っておくのが一番効果的です(繁殖期の表はこちら)。

具体的には、フジツボなど動物類対策なら5~6月ごろ、緑藻・スライムなど植物対策なら9~10月ごろがおすすめです。また、塗料は雨による湿度を嫌がり、雨期は塗膜が乾燥しにくいため、梅雨の時期は避け、5月ごろに一回目、そして10月ごろに二回目の塗装を行うのが適切です。

新艇塗装の時、あるいは塗り替え時に古い塗膜を全て剥がしまた新しく塗り直すときは、船底塗装前にFRP素地を必ずペーパーで目荒らししてください。船底塗料が密着しやすくなります。プライマーを塗るとより密着しやすくなります。

また、塗り替え時にパラパラはがれてくる部分があったら、必ずスクレーパーなどでその部分を完全にとってください。

帽子、ゴーグル、防塵マスク、手袋など必要に応じて装着してください。

他の塗料について

下塗りにさび止めのプライマー「MARIART P 200」を塗ります。推奨塗り回数は4回です。金属部のさびを防ぐには下塗りをしっかりと何回も塗ることです。塗装回数が多いほど、上塗り船底塗料の効果もより長持ちします。

長期の係留により、FRPの船底に水分が入り込んでできたものです。水ぶくれのようなブツブツは「ブリスター」とも呼びます。このようなブリスターができる現象を「オズモシス」と呼びます。オズモシス対策は別途、お知らせ申し上げます。ご希望の方はお問い合わせください。

市販の定置網、養殖網用「漁網用防汚塗料」が有効です。

それにあたるのが、日本ペイントの「ニッペ網太郎」です。詳細はご相談ください。

その他

当社の近隣では、約10~15万円(25フィートヨットで上架+UNAGI塗料+塗装代)です。
ただし、業者・

ただし、業者・係留場所によって、値段は異なるため、詳細はそれぞれお問い合わせください。初めて任せる場合は、塗料種/使用量/効果の持続期間などを確認することをおすすめします。

応急処置として多量の水で洗眼し、専門医の診察を受けてください。
また船底塗料だけでなく他の塗料・シンナーの場合も同様ですので、塗装の際は、安全のためゴーグル・帽子・軍手・マスクなどを装着し、塗料・シンナーが目に入ったり、直接皮膚についたりしないように気をつけてください。

刷毛は使用した塗料の専用シンナーで洗い、十分に刷毛がほぐれたら、乾かして保管してください。塗料缶は産業廃棄物として処理してください。

何かご用件はございますか?

お困りのことがございましたら当社までご相談ください。