社員紹介 ― イップ・シュエ・チエンさん

日本ペイントマリンの商品マーケティングチームは、当社の技術力と市場のニーズをつなぐ役割を担っています。研究開発、技術、営業、生産、法規対応などの各部門と連携しながら、製品戦略や製品ポートフォリオの管理、市場分析、新製品の上市を支援しています。また、製品の技術的な特長をお客様にとって分かりやすい価値へと置き換え、営業活動に必要な情報やツール、資料を提供することも重要な仕事です。

今回の社員紹介では、日本ペイントマリンの大阪本社で商品マーケティングを担当するイップ・シュエ・チエンさんをご紹介します。

イップ・シュエ・チエンさん 商品マーケティング/日本ペイントマリン

私はマレーシアで生まれ育ち、2024年に日本ペイントマリンへ入社しました。私の役割は、製品の技術開発とビジネス上のニーズをつなぐことです。製品戦略、ポートフォリオ管理、ポジショニング、市場・競合分析、新製品の上市など、幅広い業務に携わっています。

研究開発部門や技術部門と緊密に連携し、製品がどのような性能を発揮するのかを理解したうえで、そこから得た知見をお客様にとっての価値や分かりやすいマーケティングメッセージへと落とし込んでいます。また、営業担当者やお客様からの声を集め、市場動向や競合他社の動きにも目を配っています。

この業務の一例がFASTAR Projectです。2026年10月に開催された「Nippon Paint Group Global Marketing Conference 2026」で同プロジェクトについて発表しました。また、「Nippon Paint Group Marketing Excellence Showcase」において、「Brand Experience for B2B Marketing」部門のBronze Awardを受賞しました。

異なる視点を大切に

以前、「自分が意義ある貢献をできる仕事こそ、自分に合った仕事だ」という言葉を聞いたことがあります。その考えが心に残り、日本ペイントマリンへの入社を決めた理由の一つになりました。

マレーシアでは、さまざまな文化的・言語的背景を持つ人々が共に暮らし、働いています。そこで育った経験から、私は多様なコミュニケーションのあり方を尊重することの大切さを学びました。日本ペイントマリン、そして日本ペイントグループ全体にも、同じような多様性を感じています。

日本での生活を通じて、その意識はさらに深まりました。日本語での会話に慣れるにつれ、人がどのように考え、課題に向き合うのかにも、より注意を払うようになりました。今では課題に直面したとき、「異なる視点を持つ人なら、どのように考えるだろう」と立ち止まって考えることがあります。

確かな性能を、分かりやすく伝える

最近携わった中で特に印象に残っているのは、技術チームと共に、遮熱塗料「EVER COOL」の性能と価値をより分かりやすく伝える方法を検討したプロジェクトです。営業チームからは、船上の暑熱に関する課題に対してEVER COOLがどのように役立つのかを、お客様にもっと明確かつ具体的に理解していただきたいという要望がありました。

用途への理解を深めるため、技術チームと密に連携し、EVER COOLが船舶のどこに、どのように使用されるのか、また、どのような要因が性能に影響するのかを学びました。さらに、公開情報を調査し、さまざまな施工シナリオを説明する際に役立つ船舶情報についても検討しました。

普段の専門領域とは異なるテーマに取り組めたことは、とても有意義でした。部門を越えて同僚と協働しながら、EVER COOLの技術的な側面だけでなく、船舶が実際に運航される環境についても理解を深めることができました。このプロジェクトで得た学びを生かし、EVER COOLの価値をお客様により明確にお伝えしていきたいと考えています。

これからに向けて

海運・船舶業界の魅力は、技術の進歩と環境課題の双方に深く関わっている点だと感じています。現在、船体への生物付着を防ぐ方法としては、防汚剤を使用する防汚塗料が主流です。一方で、環境規制が一層厳しくなるなか、今後は防汚剤を使用しないソリューションへの需要が高まっていくと考えています。

日本ペイントマリンは、独自の防汚剤フリーSPC(自己研磨型)技術を有しています。防汚技術がこれからどのように進化し、船舶の性能、コスト、環境への責任のバランスを業界がどのように取っていくのか、関心を持って見ていきたいと思っています。

海運・船舶業界に携わって約2年になりますが、規制、造船、海運実務、各国の商習慣など、まだ学ぶべきことがたくさんあります。業界とそこで働く人々への理解を深めるほど、当社製品の価値をより的確に伝えられるようになると考えています。

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