サステナビリティ
サステナビリティは、私たち日本ペイントマリンのすべての活動の原点です
製品のライフサイクル全体に責任を持つ「プロダクトスチュワードシップ」を推進し、新製品やご提案の企画・設計から市場投入に至るまで、健康・安全・環境(HSE)に配慮した取り組みを徹底しています。
私たちは、研究開発の過程でグローバルな規制を常に遵守し、塗料に使用する原材料や塗膜の形成過程が、VOC規制、殺傷物製品規則、船体生物付着管理、ストックホルム条約(持続性有機汚染物質に関する条約)など、関連する国際的な法規制に適合していることを確認しています。
海を守る
海運業界は、VOCの排出量削減や脱炭素化目標の達成に向けて、急速な変革を遂げています。日本ペイントマリンの船底防汚塗料をはじめとする先進的なクリーン技術は、航行時の摩擦抵抗を低減し、燃料消費量の抑制に大きく貢献しています。
さらに、当社が市場をけん引する船底防汚塗料および防汚剤フリーSPC塗料は、海洋生態系に深刻な影響を及ぼすおそれのある外来種の移動リスクを最小限に抑えることにも寄与しています。
日本ペイントマリンは、他社に先駆けて海洋汚染問題に取り組み、1990年には有機スズを含まない加水分解型船底防汚塗料を開発しました。
また、当社はISO14001の認証を取得しており、国際基準に適合した環境マネジメント体制を構築しています。
水、エネルギー、原材料などの資源を有効に活用し、地球環境への影響を緩和し、環境汚染を防止することは、企業の持続可能性を確保するために不可欠な行動であると考えています。この信念のもと、革新的な技術を積極的に展開することで、さまざまな取り組みを進め、持続可能な事業を構築していきます。
持続可能な海運への取り組み
海運業界における持続可能性向上への取り組みは、近年ますます加速しています。脱炭素化目標の達成に向けては、この変革速度を維持することが不可欠です。高価な低炭素燃料やゼロカーボン燃料の開発・普及を待つ間にも、船舶の運航効率を高めるクリーン技術の導入によって、温室効果ガス(GHG)排出量を即時に削減することが求められています。
日本ペイントマリンは、140年以上にわたり培ってきた船舶用塗料技術の経験と実績を活かし、お客様が直面するさまざまな課題の解決を全力でサポートしています。私たちは、継続的な研究開発を通じて、燃料消費量や温室効果ガス(GHG)排出量の削減、そして世界の海洋生態系の保護に貢献する先進的な船底防汚塗料や防汚剤フリー技術を提供しています。今後も、よりクリーンで持続可能、かつ高い付加価値をもたらす海運業界の発展を支えるパートナーとして、最適なご提案に尽力してまいります。
SDGs(持続可能な開発目標)
国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)への取り組み
日本ペイントマリンは、防汚と安全性の向上に重点を置き、人と環境にやさしい製品の開発に取り組んでいます。私たちは他の企業よりも早く海洋汚染問題に注視し、1990年に錫を含まない加水分解型防汚塗料を開発しました。
Our Contribution to the 5 UN Sustainable Development Goals

Affordable and Clean Energy
Improving energy efficiency through advanced low-friction coatings that reduce fuel consumption and lower reliance on fossil fuels.

Industry, Innovation and Infrastructure
Driving innovation in marine coatings with breakthrough technologies such as HydroSmoothXT water-trapping, NOA self-indicating (SI) technology, and biocide-free solutions — supporting resilient and future-ready shipping infrastructure.

Responsible Consumption and Production
Minimising environmental footprint across the product lifecycle by reducing VOCs, extending coating service life, and promoting resource efficiency.

Climate Action
Helping shipowners cut greenhouse gas emissions through fuel-saving antifouling coatings, contributing to global efforts against climate change.

Life Below Water
Protecting marine ecosystems with biocide-free and low-toxicity coating technologies that prevent harmful substances from entering the ocean.
気候変動
The impact of climate change on our daily lives is increasing each year. The Group is doing its part to mitigate the impact of climate change by reducing greenhouse gas emissions while minimising the business risk posed by the changing climate conditions.
資源と環境
私たちの事業の持続可能性は、水やエネルギーなど資源の有効活用と環境汚染の防止にかかっています。当社グループは、製品のライフサイクルを通じてこれらへの対策を行っています
SDGs(持続可能な開発目標)
私たちは4項目の国連の持続可能な開発目標(SDGs)に取り組んでいます
2021年4月。日本ペイントマリンの防汚剤フリー船底防汚塗料アクアテラスは、GREEN4SEA AWARDSでTECHNOLOGY AWARDを受賞しました。
アクアテラスは、重金属、有効成分 を含まない、海洋環境に優しい配合の世界初の防汚剤フリー自己研磨型の防汚塗料です。さらに、この製品は船体の総抵抗を最大10%削減できるため、CO2排出量の削減に貢献します。
アクアテラスは、環境配慮に取り組む海運会社の船に適用され、海と空の美化を図ります。
2021年1月。日本ペイントマリンは、初めてナノドメイン技術を採用した次世代加水分解型船底防汚塗料FASTARを市場導入しました。 FASTARの表面制御技術により、従来よりはるかに薄い塗膜で船体を防汚から守ることができます。
Precise – Predictable – Performance.
Ahead of the game
Nippon Paint Marine ‘s low-friction antifoulings were firstly launched in 2007, when LF-Sea, the world’s first product of this kind, was developed.
In 2013, we launched A-LF-Sea, an advanced ultra-fuel-saving anti-fouling paint for ship bottoms. These products have reduced CO2 emissions from global shipping. Our unique low-friction technology, a water trapping technology, using hydrogel won Environmental Awards for their contribution to CO2 reduction. As of late 2021, our low-friction anti-fouling paints have been used on over 4,000 vessels.